著者のゆうこすさんは、HTK48の元アイドル。YouTube、twitter、Instagram、ブログで発信を続け、ブランディングを確立した結果、150万人をこえる総フォロワーを獲得することに成功したインフルエンサーです。アイドル時の名前でインフルエンサーになったのではありません。しっかり、行動し、PDCA(著者いわく、DCPA)を回した正真正銘の経営者、SNSアドバイザーです。彼女の成功は、一朝一夕でなしえたのではなく、紆余曲折を超え、苦労に苦労を重ねてつかみ取ったもの。その経験を惜しげもなくこの本で公開してくれています。
ゆうこす 共感SNS SNSでなりたい自分に
SNSが存在するのはバーチャル世界。すでにリアルでは、「この人はこういう人」と認識されているのですが、SNSには、そんなアイデンティティーはありません。そこで必要なのが、SNS世界での自分軸。
あなたは誰?、名前は?、何している人?、何目指しているの?このような軸をSNSで決めておくことがすごく大事。最初に考えておかなければいけない重要なポイントです。
ゆうこす 共感SNS SNSでフォロワーを増やす
SNSで発信するなら共感を得たい。自分の発信に”いいね”や”リプ”で反応してほしい、こう考えるのは自然なことです。いわゆる「承認欲求」と言われている気持ちですが、これを満たすのは”いいね”や”リプ”の先にあるフォロー。フォローしてもらって、SNSの自分の発信に共感してもらって、SNSが楽しくなる瞬間です。しかしながら始めたばかりのSNSは、誰も見てくれません。YouTube、twitter、Instagramそれぞれに周知を広めるコツがあるのです。
ゆうこす 共感SNS SNSでフォロワーをファンに
多くのフォロワーと繋がったからと言って、その数がすぐビジネスに直結することにはありません。フォロワーさんにはいくつかの段階が。何気なくフォローしている人、熱量高くフォローしている人それぞれです。熱量高くフォローしてくださっている人はすでに配信者のファン。このファン化したフォロワーとたくさん繋がっていることが重要なのです。なぜなら、ファンは、投稿者の勧める商品を使ってみたいと思ったり、積極的に人に勧めてくれたりするからです。SNSをうまく運用できればビジネスに活かせる所以はこのところにあるのです。
ゆうこす 共感SNS SNSを仕事に活かす
さて、SNSである程度ファンが付き、影響力が高まってくると、企業側からのアプローチが来ることがあります。いわゆる企業案件というもの。企業から、「この商品を売ってほしいのでSNSで拡散してほしい」という依頼です。積極的に自身のフォロワー属性分析を企業側に売り込んで仕事を取ってくることも可能です。このような案件をこなすことでマネタイズが可能、SNSで夢が叶ったと思える瞬間です。ただ、本当に自分が売りたい商品か、自分の発信軸と齟齬がないかをしっかり確認。下手すればファンをがっかりさせることになります。
ゆうこす 共感SNS SNSで自社ブランドを売る
さらに究極的には自分の開発した商品をSNSを通じて売る。ここまでくれば立派な経営です。マーケティング、セールス、調達、製品開発、品質保証、物流、いろいろ大変ですが、やりがいも出てきますし、もうけも大きい。SNSマネタイズの最終目的地です。
ゆうこす 共感SNS まとめ
HTK48の元アイドルというバイアスで見ることなかれ、SNSを通じて影響力を高め、見事に自身のブランドを立ち上げたストーリーは、単なる自叙伝ではありません。この本を読むことによってSNSを通じてマネタイズをめざしている人は、知るべきノウハウをたくさん獲得することができます。とっても大変参考になる内容です。ぜひお手に取って読んでみてください。