思考の質とスピードを最大化 考える力をつけたいなら、赤羽雄二(著) 「ゼロ秒思考」

のびた
のびた

この前会社で報告書を上司にチェックしてもらった時、「もっと、深く考えなさい。」と指摘されたんだ。

私もチームで会議をしていたら、みんな勝手勝手に意見を言うものだから、話がかみ合わなくてまとまらなかったの。

のびこ
のびこ
のびた
のびた

頭の中がモヤモヤしていて考えが言語化できないことに原因がありそうだね。

「ゼロ秒思考」は、とにかく考えたことや頭に浮かんだことをメモにすることで習得できるよ。

メモすることで課題が整理され、問題点の本質が見えてくる。

そして、本質的な解決策が明らかになることで、確実な対策が打てるようになるんだ。

今回は、赤羽雄二(著) 「ゼロ秒思考」を紹介したいと思います。ゼロ秒思考を習得することができれば、

課題が整理され、問題点の本質が見え、本質的な解決策とそのオプションが浮かび、オプションのメリット、デメリットがすぐわかるようになる

ゼロ秒思考:頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にする

著者は、14年間マッキンゼーで活躍し、多数のプロジェクトをリード、「日本初の世界的ベンチャー」を生み出すことを使命にブレークスルーパートナーズの共同創業者だよ。

本書のポイント(目次より)

  • 人はゼロ秒思考で考えられる
  • ゼロ秒思考をつくるメモの書き方
  • メモを使いつくす
  • メモの整理・活用法

人はゼロ秒思考で考えられる

のびた
のびた

人は、常に何かを考えているね

でも、すぐに消えてなくなってしまうわ。それに言葉にならない思いもあって。

のびこ
のびこ

イメージや感覚を言葉にすることができれば思いついたアイデアを企画書に落とし込んだり、心のモヤモヤが言葉になって吐き出せるようになり気分がすっきりしたりしますよね。

そのためには、頭に思ったことをそのまま紙に書き出せばいいのです。

まず、思考と言葉の関係について、強く意識してもらいたい。「思考は言葉によってなされる」ということ、そして「感情も言葉にできる」ということだ。その上で、頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にしてみよう。

ゼロ秒思考:頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にする

イメージや感覚を言葉にすることができるようになると、苦労せずに書いたり話したりすることができるようになるよ。

そして、言いたいことがすぐに出てくるので、ストレスがなくなるのです。

ゼロ秒思考をつくるメモの書き方

筆者が推奨しているのは、テーマ(タイトル)を決めて思いついたことを1分でとにかくメモしまくることなんだ。

A4コピー用紙を横型にして1タイトル1分以内、1日10ページ書く。メモは、4~6個。最低3週間から1か月継続する必要があるよ。

具体的にはA4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4~6行、各行20~30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。・・・メモ書きを3週間から1か月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになる。

ゼロ秒思考:ゼロ秒思考はメモ書きで身につける

タイトルは思いつくものなんでもよく、似たようなタイトルでも構わないよ。

仕事、プライベート、勉強、読書、など、スタイルは変えず、3週間以上継続するのです。

メモを使いつくす

メモの重要性はわかったわ。それにメモの書き方も理解できた

のびこ
のびこ
のびた
のびた

毎日10ページ書いていれば、だんだんイメージや感覚を言葉にする力がついてくるよね。でもせっかく書いたメモを有効活用できないのかな

メモを書いた後、各タイトルを深堀していくとより本質に迫れます。

1つのタイトルに対し、4~6個のメモ。1つのメモをタイトルにしてさらにメモを作成することで、より本質に迫っていくのです。

また、一つのタイトルに対して多面的な問いかけをタイトルにしてみるのも有効な方法だよ。

「なぜ、そうなったのか」、「いつから、そうなったのか」、「誰でもそうなるのか」など、思考の幅を広げていくのね。

書き終えたメモは、机の上に並べて使えそうなものを選んで企画書に作りこんでいくこともできるんだ。

企画の主旨、ターゲット、顧客、サービスなどを整理し、適時書き加えることで骨子を作成、最終的にパワーポイントに書き込んで完成させるのです。

メモの整理・活用法

のびた
のびた

継続していると結構な量のメモがたまるよね

後で見返すこともあるので、しっかり整理しておかないとね

のびこ
のびこ

作成したメモは、クリアフォルダーに分けて整理するのです。その時大事なのがカテゴリー分けだよ。

カテゴリーは、関心をもち、メモ書きすることの多い分野によって分けるとやりやすい。私の場合、

①将来ビジョン、やりたいこと

②人とのコミュニケーション

③チームマネジメント

④新しいアイデア

⑤考えたこと

⑥情報収集

⑦聞いた話

⑧ミーティング

ゼロ秒思考:クリアフォルダーに分けて整理する

分類は、都度、好みで変えていってもOK。自分なりのカテゴリーを設定しよう。

蓄積したメモは、3か月後、6か月後に見直すのです。

見直すことで過去の自分が何に悩んでいたのか、その後どうなったのか、自分の軌跡をたどることができるよ。

ゼロ秒思考のまとめ

ゼロ秒思考のまとめ

  • イメージや感覚を言葉にすることができるようになると、苦労せずに書いたり話したりすることができるよ
  • 思いついたことを言葉にするためにはメモに頭に思ったことをそのまま紙に書き出せばいいのです
  • A4用紙横置きに、タイトルを決めて、4~6個のメモ書きをする。1日10タイトル。3週間以上継続してね
  • 作成したメモは、カテゴリー分けにして3か月、6か月で見直してみよう
  • メモ書きを継続することで「考える力」が鍛えられ、深く瞬時にストレスなく言葉にできるようになるよ

是非、「ゼロ秒思考」を読んで頭のよくなるトレーニングを実践してみませんか。