武器としての図で考える習慣 答えのない世界で結果を出す思考技術

仕事にかかわらず、趣味や毎日の生活においても思考することは大事ですよね。でも考えようとしてもうまく思考がまとまらない、問題点はハッキリわかっているのに解決案が思いつかない、ってことありますよね。さらに、ビジネスマンの方。同僚や後輩がさらさらとホワイトボードにうまく図を書きながら会議で説明したとしたらどうでしょう。彼らが出世するのをただ、指をくわえてみているだけになってしまいます!

そんなあなたにぜひ読んでもらいたい本があります。

「武器としての図で考える習慣 答えのない世界で結果を出す思考技術」。

この本は、タイトルにもありますように、図で考える習慣を身につけることで様々な難題を解決するための武器になる、誰でも身に着けたいスキルが満載。そんな本です。

図で考えることがなぜいいことなの?

ではなぜ、図によって考えが深まったり課題が解決しやすくなったりするのでしょうか?

4つの理由を示します。

・図にすることでポイントが絞られ、本質があぶりだされる

 問題解決にはその本質をとらえること。これは思考の際に非常な重要なこととして多くのビジネス書で言われています。本質にこそ物事の心理が宿っているのです。

・問題点が見える化される

 見える化により思考の漏れや矛盾点が明らかになります。さらに見える化によって常に頭のどこかに図がある状態になり、アイデアを思いつく機会も増えるというわけです。

・問題が俯瞰できる

 考え続けるとどうしても狭い領域に集中してしまいがちです。そこで、図にすることで問題を俯瞰し、考える範囲を広げることができるのです。

・新しいアイデアが図から着想することができる

 身の回りのありふれたふたつの異なる機能の組み合わせで全く新しい価値を生み出した商品もありますよね。

シャンプーとリンスを一体化させたリンスインシャンプー、カメラとフィルムを一体化させた使い捨てカメラなど、図から開発されたかどうかは定かではありませんが、このような発想は、図を使って思考すると思いつきやすいですよね。

私にもできるのでしょうか?

デザイン苦手で絵心ないんです?こんな声も聞こえてきそうです。

そこは、大丈夫。図を描くためには、四角と三角と線と矢印。

このぐらいの図形で大丈夫。

あとは、思考しながら配置を決めたり、テキストを書き込んだりするだけ。

美しく仕上げる必要はないのです。基本となるパターンもありますので、それを覚えればあとは思いつくままに作図していけばいいのです。

また使う道具も紙と鉛筆のみ。場合により2~3色の色鉛筆もあればなおよし、といったところです。

次何すればいいの?

普段から図を書いて考える習慣を持つこと。そして少しだけ「図で考える」知識をつけること。これだけで一生使える力になるのです。紙と鉛筆があればできる。強力な思考法を身に着けたいなら、是非この本を手に取って読んでみてください。

このブログでは書ききれない具体的な手法が紹介されています。