メンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文書術 」を読んで
情報化社会に生きる私たち。日頃多くのテキストメッセージに触れています。それは、ネット上だけでなく、街中で見かける多くのポスターやつり革広告にも刻まれています。印象に残るキャッチコピーやデザインはあなたの心を刺します。そしてついつい行動していませんか。よく目にする広告のジュース。新しくオープンしたカフェ。最近始めた習い事など、もともと心の中にあった気持ちが言葉に触発されて行動となり、今手にしているのです。
もしあなたが発信する立場になったらいかがでしょう。人に行動を促す言葉や文章を巧みに創作できるでしょうか。。。ですよね。人を動かす文章なんか到底書ける自信がない、という方がほとんどだと思います。そこで、今回ご紹介するこの本、「人を操る禁断の文書術」は、メンタリストDaiGoさんによって執筆されたまさに人を行動に移す文章の極意がつづられています。SNSやブログで発信されている方にとって知っておくべきテクニック。ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
人に読まれる文章とはどのようなものなのか
ポイントは、3つあります。
・あれこれすべてを書かない
人は不完全なところは想像力で埋めて全体を理解しようとします。つまりあれこれすべて詰め込んでしまうと、想像させる領域が狭くなり行動にまで発展しなくなります。出来るだけシンプルで短く、ワンメッセージ、ワンアウトカムで行動への意欲がより高まるのです。
・きれいに書かない
メッセージは、技術論文や法律文章ではありません。理路整然と誤解のないような書きっぷりではなく、むしろ感情に訴える文章の方が行動を促すのです。
・文章は自分で書かない
文章を自分の想いだけで書いてしまうとどうしても自分の書きたいこと、自分が経験して感じたことを中心に書いてしまいがちです。しかしながら、相手に行動させる文章はそんな人の想いではなく、読者の感情に寄り添ったものであるべきです。読者が共感する感情や体験がつづられている文章こそ次の行動に移りやすいのです。
人を動かす文章を書くための方法
それでは、人を動かす文章を書くために何をすればいいのでしょうか。ポイントは、7つ。それは、「興味」、「ホンネとタテマエ」、「悩み」、「ソン・トク」、「みんな一緒」、「認められたい」、「あなただけの」。あまり書きすぎるとネタばれになるのでこの辺りでとどめておきますが、人を動かす文書は、これらのことを知っているか知らないかで大きく分かれます。才能ではないのです。
今まで述べたことを実践しながら、具体的なテクニックを駆使して文章を書きあげれば出来上がり。あなたの書き上げた文章はあなたが思いのままに行動していくでしょう。ビジネスメール、久しい友人とのチャット、家族や恋人との会話、さらにはここ一番の告白メールもしくはLINE(もうラブレターは、死語でしょうか。。。)。人を動かす文書を習得することであなたの人生は、大きく変わる可能性があるのです。
好むと好まざるに関わらず文書による意思の疎通は避けて通れないご時世になってしまいました。ただ漠然と他人の作った文章を眺めているだけでは知らず知らずのうちに他人に自分の行動がコントロールされてしまいます。また、発信者の立場においては、自身が思う方向に読者を誘導できる文章を書きたいと願うもの。いずれにせよ、「人を操る禁断の文書術」は、今の世の中を生きるために知っておいて損はない情報が満載です。
まとめ ブログやツイッターなど、自らが発信者となって文章を書くことが増えている方が大勢らっしゃいますよね。PVやフォロワーを増やすためには文章を通じて読者に行動してもらう必要があります。今回紹介したメンタリストDaiGoさんのこの本は、そのような方にとても参考になると思います。ぜひ上記リンクをクリックして購入してみてはいかがでしょうか。