私が早期退職を決断した理由

勤続30年。残り3年半を残して退職することを決意しました。あと少しで円満定年退社。同僚にも祝福され、場合によっては延長雇用でまだ収入を得ながら65歳まで働くこともできました。

　しかし私は何の迷いもなく早期退社の道に舵を切りました。理由は、下記の3つの条件をクリアしたこと。それなりの準備もしてきました。

• 夫婦二人で平均的な老後を過ごせる蓄えにメドが立った
• 叶えたい夢がクリアになり、なすべきことが明確になった
• 家族(妻)の理解を得ることができた

叶えたい夢

　私の叶えたい夢は「シニア向けのSNSのコンサルになること」。

これから迎える超高齢化社会。シニアに生きがいを提供する、そんな活動を通じて社会に必要とされる人を目指します。さらにマネタイズができれば最高。これからの挑戦にワクワクしています。

家族の理解

　とはいえ、自分勝手に会社を辞めることは出来ません。いの一番に、妻に相談を持ち掛けました。「早期退社を考えているんだけど」。ある日、二人で散歩を楽しんでいるときに切り出しました。本格的な春には程遠い、2月の下旬。季節外れの暖かい休日でした。その時、妻は、まったく反対しませんでした。それどころか、「何かパートでも始めようか」って言ってくれました。本当にありがたい。「大丈夫、頑張って自分の夢を叶えるから」。私はそう言って、これから経験するであろう困難を乗り越える覚悟を決めることができました。

準備は怠らず

　今の処遇は悪くはなく、このまま定年まで働いて得られる2～3000万円の収入を放棄することになります。将来の年金(厚生年金分)も減額されますし、妻が扶養から外れることで国民年金や健康保険も自腹になります。想定外のリスクに備えるという考え方からすると大きな機会損失には違いありません。

　でも、私には戦略があります。その一つは、昨年から始めたツイッター。毎日ツイートすることで共感の得る方法を徹底的に習得します。文書術やマーケティングの勉強も今更ながらですが始めています。ツイッターを通じて得た知識は私の将来の夢を叶えるために武器となるはずです。さらにこのブログ。WordPress使って最初から独学でコツコツ構築しています。このような経験は、必ず将来の私の夢の実現に役に立つはずです。そう信じて毎日継続しているのです。

後悔しない生き方

　してしまった後悔よりしなかった後悔。おそらく私が最後の時を迎える時、何に満足して、何に後悔するのか。そこを起点に思考を深めていくと、今の仕事を定年まで続ける選択はありませんでした。50代後半といってもまだまだ体は動きますし、気力も充分満ち足りています。これから準備を始め、あと数年で実績を上げる。そしてその実績や経験を今の私のようなシニアに紹介する。この夢を実現する為に自分のリソースのすべてをささげたいと思っています。