大きな夢があっても漠然と頭に思っているだけではなかなか実現しません。夢を実現させるためにはその解像度を上げ、期限を区切って目標を設定し、進捗管理をしながら計画的に実施していく方が断然叶う可能性が高まります。今回私が取り入れている夢を実現させるための行動計画についてご紹介したいと思います。
夢の解像度について
まず必要なのは、夢の解像度をできるだけ高めておくこと。つまり具体的にしておくことです。お金に困らない暮らしをする、とか家族に囲まれて暮らす、とかでもいいのですが、どうせなら○○を○○までに○○する、という風に期限と達成したい内容をセットで考えておきたいですよね。私の場合は、「5年後に地元のシニア向けにSNSコンサルになる」ということ。これから突入する超高齢化社会への解決策提案です。

SMART法とは
SMART法とは、5つの基準に基づいた目標の設定の方法のことです。それぞれの頭文字からSMART法(もしくはSMARTの法則)と言われています。
- S:(Specific具体的な)
- M:(Measurable測定可能な)
- A:(Assignable(誰がやるのか割り当て可能な)もしくはAchievable(同意して、達成可能な)
- R:(Realistic現実的な)
- T:(Time-related,Time-bound 期限が明確な)
S:(Specific具体的な)
最初に設定すべきは具体的な目標項目。夢を叶えるために必要な要素に分解して具体的な目標を設定します。私の場合、シニア向けのSNSコンサルです。
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シニアが生き生きする社会を作る
私の将来の夢は、シニア向けのSNSコンサルになることです。シニアの方にSNSを通じて生きがいを感じ取ってもらうことができれば日本がもっと活気に満ちた国になると思うからです。 進む超高齢化社会 日本はす ...
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なので、SNSとしてTwitterで10,000名以上のフォロワーと繋がることを目標にしています。さらにこの目標を達成するために「文書力」、「マーケティング」、「SEO」、「ブログ運用」に関する知識の習得を上げています。
M:(Measurable測定可能な)
さらに、各目標項目に対し、達成度が計測可能でないと進捗管理ができません。そこで、できるだけ数字でカウントできる目標値も同時に設定します。フォロワー数はわかりやすいですね。「文書力」、「マーケティング」、「SEO」は、それぞれに関する本を合計年間100冊以上読破。「ブログ運用」は、WordPressの立ち上げ(当ブログ)と、年間150記事を投稿することです。
A:(Assignable(誰がやるのか割り当て可能な)もしくはAchievable(同意して、達成可能な)
Assignable(誰がやるのか割り当て可能な)は、企業活動などチームで目標設定する場合、Achievable(同意して、達成可能な)は、個人で目標設定する場合に適用します。私の場合は、個人ですのでAchievable(同意して、達成可能な)であることになります。つまり、無理なく実行できる目標であるべきです。多額の費用が掛かったり、自分でコントロールできない偶然を当て込んだりすると達成は、遠のきます。
R:(Realistic現実的な)
そして、難易度が適度な目標にすること。重要なのは毎年成長することを見込んで少しずつ強度を上げることです。例えば、前年より20%程度高い目標を毎年達成すれば、5年で初年度比2倍の量(質)が達成できます。
T:(Time-related,Time-bound 期限が明確な)
これも字のごとく、期限の設定はモチベーションの維持に極めて重要です。頑張って短すぎる期限を設けないことです。また、思ったより難易度が高い時は見直しも可。柔軟に対応しましょう。

WOOP法による具体的な目標設定
もう一つ。WOOP法という目標設定方法があります。WOOP法とはアメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士によって体系化された目標達成に関する法則です。将来起こり得る障害を先に分析し、二の手三の手を予め準備しておくことで、より目標の達成の確率を上げることができます。WOOP法は、達成までの過程を4段階に分割します。
- W:(Wish願望)
- O:(Outcome結果)
- O:(Obstacle障害)
- P:(Plan計画)
W:(Wish願望)
WOOP法もSMART法と同様、まずは適度な難易度の目標を設定します。高すぎる難易度の目標設定は、モチベーション低下につながるので注意が必要です。
O:(Outcome結果)
目標を設定し終えたら、得られる結果をイメージします。出来れば書き出すといいでしょう。目標を達成した後のイメージが固まっていないと何のために頑張っているのか自分を見失ってしまうので、できるだけ具体的に紙に書いていつでも見える所に置いておくなどの工夫もすればいいでしょう。
私の場合、もし、地元でシニア向けのSNSコンサルになることができたら、生きがいを見つけたシニアの皆様に感謝されたり、個人的なお付き合いができたり自分自身の生きがいにもなるでしょう、また、実績が積みあがっていくと、そのうち遠方からもお声がかかるかもしれません。コンサルとして日本全国に旅行できるなんて素敵ですよね。
O:(Obstacle障害)
目標を設定して行動を始めたばかりの時は、理想と現実のギャップに悩まされます。たいていの場合、目標は、自分の今の力で簡単に達成できないことなので、本当に達成できるのか、目指すべきところに近づいているのか、常に不安が頭から離れなくなります。そこで、このギャップ(Obstacle障害)の正体を徹底的に明らかにするのです。このステップはWOOPの大きな特徴であり、重要なプロセスとなります。
おそらく私の場合は、思ったほどにTwitterのフォロワーが増えないこともあるでしょう。最悪なケースTwitterのアカウント凍結の可能性もあります。また、5年後にシニア向けのSNSコンサルという市場がないかもしれません。達成時期を含め、場合によっては最初のWishからの再設定も想定しておかなくてはならないでしょう。
P:(Plan計画)
さて、Obstacle障害において見込まれる障害についてあらかじめ抽出し終えました。次は、この障害に対しどのように回避・対処するかあらかじめ考えておくことが重要になります。私の例で言うと、もしTwitterのアカウントが凍結してしまったときの為、どこかのタイミングでサブアカウントを育てる必要が出てくるでしょう。そしてSNSに興味をもつシニアが想定より少なかったらときのためには、もう少し若い層をターゲットにしたコンサルに広げることも考慮に入れる必要があると考えています。
まとめ
夢を叶えたいのであれば、何より信念を持たなければいけません。強い信念に突き動かされれば、後は行動あるのみ。その時に助けになるのがこの記事でご紹介したSMART法とWOOP法。信念に基づいた毎日の継続、結局これが夢を叶える最強の方法です。