早期退職研究所

【Xスペース】豊かなセカンドライフを実現するサロン主催!「避けて通れない介護の問題」with がんちょーさん

2024年7月31日、豊かなセカンドライフを実現するサロン”早期退職研究所”が主催するXスペースにおいて「避けて通りない介護の問題」というテーマでスペースを行いました。

\豊かなセカンドライフが実現するサロン/

早期退職研究所

本記事は、その時のスペースの書き下ろしです。

2024.07.31.に実施されたXスペースサムネイル

この記事は当日のスペースの書き起こしです。

ここから...

のびた
のびた

お時間になりました。 始めたいと思います。

よろしくお願いいたします。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

まず、このスペースの目的について簡単に紹介させていただきます。

今回のスペースの目的は、私の運営するサロン「早期退職研究所」の告知とどのようなサロンを直接お話しすることです。

サロンの理念は「人生100年時代を軽やかに、居心地の良い場所で、お金と健康の心配に無縁な人生を実現するお手伝いをする」です。

8月1日朝7時から8月6日朝6時59分まで、特別招待スタンダードプランの登録を開放いたします。

詳しい情報は、私の固定プロフィールにある公式LINEにてご確認ください。

のびた
のびた

早速、本日スピーカーとして登壇していただいているがんちょうさんをご紹介いたします。

がんちょうさんは介護に20年以上携わり、介護福祉士、介護支援専門員、認知症介護指導者など多数の肩書きをお持ちの方です。

それでは、ご本人から簡単に自己紹介をお願いいたします。

はい、ありがとうございます。本日は、のびたさんにお呼びいただきありがとうございます。私は「顔長」と書いて「がんちょう」と読みます。介護施設に勤務して今年で21年目になりました。

内訳を簡単にお話しさせていただくと、在宅部門、つまりおうちで介護を受けられる方の支援を約10年、そして入所施設で約10年、合計20年が経過したところです。

がんちょー
がんちょー

主に専門は認知症ケアで、認知症に関する啓発活動や、実際に介護の現場で認知症ケアの実践をしております。

Xでは普段から介護に対する備えについて、早い段階で知っていただけるといいなという内容を毎日投稿しておりますので、そちらでもぜひご覧ください。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

ありがとうございました!

私も少し自己紹介させていただきます。

私は57歳の時に、定年まで3年を残して早期退職した経験をXで発信しています。

年金プラスアルファの収入を得るために、クライアント様のKindle出版をお手伝いしたり、ランディングページ、つまり商品を売るウェブサイトのページのセールスコピーライターとして活動したりしています。

加えてえてこのサロンを運営したりしているというのが、退職後の活動になります。よろしくお願いします。

のびた
のびた

それではですね、せっかくの機会ですので、がんちょーさんに介護のことを徹底的にお伺いしたいと思います。

はい、ありがとうございます。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

で、今回私の方で準備しているテーマとしては、一つ目が基本的な介護保険制度について。

二つ目が介護現場で本当にあった怖い話。三つ目がこれから備えられること、の三つのトピックを準備しております。

それではですね、最初に日本の介護制度について触れていきたいと思います。

がんちょーさん、日本の介護制度について簡単にご説明お願いします。

はい。まああんまり小難しい話をしちゃうとあれなので、ざっくりでいきますね。

介護保険制度というのが今から約24年前、ちょうど2000年に介護保険制度がスタートしたんですね。

なので、日本の中で介護保険法というのが施行され法律としてちゃんと整ったのがまだ2000年ということで、24年しかまだ経っていない、若い制度になります。

それ以前はどうだったかというと、介護が必要になった時、主にお家で特にお嫁さんとかが介護をされてこられてたんですね。

なので私とか、今日リスナーに来ていただいている方々と同世代なんですけれども、おそらく子供の時にお友達の家とかに行くと、おじいちゃんおばあちゃんのお部屋というのが必ずあって、

がんちょー
がんちょー

そこに当時、認知症とは言われない「ボケたご老人」という感じで、おじいちゃん、おばあちゃんが自宅にいらっしゃったというのが、まあほとんどの家庭だったと思います。

そういった方がいよいよ自宅での介護は難しいってなったら、その時は行政処分といって、別に悪いことしてないのにあなたはこちらの施設に入所してくださいということで勝手に決められてたんですね。

これが介護保険以前の措置制度という仕組みになっています。

デメリットとしては自分で選べない、それから当時の施設というのはどうしても山奥にあったりとか、人里離れた場所に作られてましたので、まるで姥捨山に向かうような、そんなネガティブなイメージもすごく強かった、色濃かったというのが2000年以前の介護と思います。

がんちょー
がんちょー

あとはどこが担ってたかというと、実は病院とか医療機関に、もう治療することはないんですけど、家に帰れないものですから社会的入院といって、治療の必要がないにもかかわらず、おうちに帰れなくて、ご老人が病院で生活をするという問題も抱えていたんですね。

そうすると、もう病院の方はパンパンになっていきますし、お年寄りの行き場がないという問題も抱えてたというのが、その2000年以前の問題点だったかなと思います。

これではいけない、これから高齢化社会になっていくという中で、2000年にスタートしたのが介護保険制度ということで、ちょうど私が大学に入学する時、社会福祉学部に入学する時にこの制度がスタートしたという流れになります。

この介護保険制度を一言でいうと、介護を社会化、要はおうちの家庭で担っていた介護をもっと社会全体で支えていきましょうという取り組みなんですね。

なので、今までの一方的な措置制度から、ちゃんと契約制度に変えていこうということで、ご本人や家族が自分で入りたい施設を選んで契約を直接交わして入所するという仕組みに変わったのが一番大きなポイントかなと思っています。

その費用をみんな社会全体で負担していきましょうということで、大体の方は1割負担で介護保険サービスというのが利用できるようになっていますので、まあこれは年金とか医療とかと一緒で、公的な社会保障制度の一つにこの介護保険というのが今組み込まれている状況です。

今日リスナーにお越しの方、おそらく40歳以上の方が何人かいらっしゃるかと思いますが、もう第二号被保険者として、何らかの形で介護保険料ということで納めていただいていると思います。

なので、この介護保険制度というのは、今40歳以上の方が担っている第二号被保険者と65歳以上の方々の第一号被保険者、こういった人たちの保険料と、国の税金ですね。

私たちが納めている公費税金で賄っているというのがこの介護保険制度になります。

がんちょー
がんちょー
厚生労働省「介護保険制度について
のびた
のびた

そうですね。あのちょうど私がですね。皆さんよりちょうとだけ年上なので、ちょうど社会人10年目に始まったんですよ。

私、1991年入社なので、社会保険料がちょっと上がったという記憶が薄っすらありますね。

結局、40歳から65歳ということなんですけども、いわゆるこの現役のサラリーマンが支払うということで。

あの、お給料の中から天引きされているんですよね?

そうですね。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

つまり会社と折半。

会社員は第二号被保険者ということで、支払いは半額メリットがあるということですね。

私は現在退職しているので、全額自己負担ということになっています。

ちなみに、第一号被保険者は65歳以上の方が対象になるということですよね。

はい、その通りです。

介護保険制度は皆さんが当事者なのです。

本当に必要な方は申請をして、この介護保険制度を活用しないといけないと思うんです。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

社会保険には3種類あって、国民年金と健康保険と介護保険ということになりますが、国民年金は60歳までですよね。

健康保険は支払いは70歳まで、75歳で後期高齢者医療制度に移行します。

ところが、介護保険は健康保険と違って生涯払い続けるものですよね

聞くところによると、年金から引かれるそうですが。

そうなんです!

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

では、先ほど介護保険を納めているという話がありましたが、その続きをお願いします。

はい。では、介護保険サービスをどのように利用していくかについてお話しします。

がんちょー
がんちょー

24年前、介護保険制度がスタートした時の保険料と比べると、現在は利用者が増えたため、保険料も年々上がっています。

これは皆が負担をしていることですので、もし介護が必要な状態になった場合は、遠慮なく申請して利用していただきたいと考えています。

どうやって使うのかというと、まずそれぞれの自治体に要介護認定を申請し、認定を受けます。

要介護1や2の認定を受けた方は、介護保険サービスを利用することができます。

例えばデイサービスを利用したり、ホームヘルパーが家に来て介護をしてくれたり、時には施設に入所するサービスも利用できます。

ほとんどの方は自己負担が1割で利用でき、残りの9割は保険料や皆さんの税金で賄われています。

そのため、私たちの提供するサービスは9割引きと言われることもありますが、実際の利用者が支払うのは1割負担です。

ただ、少子高齢化・超高齢化社会の中で利用者が増え、持続可能な社会保障制度を維持するための予算には限りがあります。

すべてのサービスを保険料や介護保険で賄うのが難しくなっている課題もあります。

私は現在、特別養護老人ホームという入所施設で働いており、今日はその話をさせていただきたいと思います。

また、介護認定の基準は七段階あり、要支援が1・2、要介護が1から5まであります。

申請して実際の介護状態が決まるまでに大体1ヶ月ほどかかります。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

なぜ、そんなに時間がかかるんですか?

えっとですね。申請をすると認定調査員という方が、どれだけ日々の生活の中で介護が必要な状態にあるかを調査します。これには1件1件自宅を訪問して調査する必要があるので、まずその調査の期間が必要ということです。

それぞれの行政で介護認定審査会という、介護認定の結果を決める会議が月に一回行われるのですが、その会議が開かれないと認定が決定しないため、約1ヶ月のタイムラグが生じるということになります。

ただ、認定は申請をした段階まで遡るので、確実に介護が必要な方の場合は、認定が確定する前からサービスを受けられることもあります。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

あ、なるほどですね。
実は私の父親が3年前に亡くなった時も、1ヶ月のうちにみるみる状態が悪くなりました。

実際はかなり進行していたのですが、介護認定としては、もう少し動けるような認定が下りたため、母親が大変でした💦

のびた
のびた

そして、保険料は上がる一方ですよね。現状では月額6000円くらいですかね。
年間で72,000円程度かかりますね。

そうですね。全国平均ではそれくらいになっていると思います。
結構な金額を支払っているということなので、どんどん使っていきましょう。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

日本の介護制度の問題点は、高齢化が進むとともにお金もかかってくることです。老人が増えることで負担が増えてくる状況にあります。

いや~そうですね、その影響は今、実際に働きながらかなり感じていますね。

やっぱり施設側も十分な人員配置ができない中で、どの施設もおそらくギリギリのところで人員配置がされているので。

本当に一人が欠けてはいけない、というくらい介護現場は今ちょっと疲弊している状況にあります。

その中で、コロナが来ているので本当に大変な状態になっていますね、今は。

やはり命を預かる仕事なので、間違いがあったらダメですし、責任も重く、非常に仕事が多くて、慢性的な人手不足で厳しい状態です。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

そうですね。介護制度の問題点が非常によくわかりました。これは一人一人が考えていく必要がありますね。

そうなんです。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

ふたつ目のテーマですが、がんちょーさんが長年介護の現場に携わった視点から、隠れた問題点というのはありますか?

はい、ありますね。やはり、すべてを介護保険サービスとして介入するのではなく、もう一昔前の日本に戻るというか、地域全体で困っている方をサポートする仕組みを入れないと、これ成り立たないぞということで。

実は高齢者のピークは2042年に迎えると言われています。

それまで高齢者の数が増え続ける中で、今のままの介護保険制度を維持しようと思うと、かなり無理が来るということで、今、地域包括ケアシステムという考え方をどうにか定着させようというのが国の大きな動きになっています。

地域包括ケアシステムとは、地域の中でできるだけ社会資源を活用し、すべてを介護保険の専門職によるサービスに頼るのではなく、インフォーマルなサービスや支え合いをうまく活用して、介護が必要になっても施設に入らず、できる限り住み慣れた地域で生活を続けてもらうという仕組みです。

がんちょー
がんちょー
厚生労働省「地域包括ケアシステム
のびた
のびた

この地域包括ケアシステムは、介護福祉士さんの専門的な仕事をもう少し広げて、資格がない人も積極的に関わる仕組みにするということですよね?

そうです。例えば、老人会や婦人会などの地域活動を通じて、認知症への理解や備えを持つことで、そういった方々が孤立しないようにするという取り組みです。

地域のつながりを大切にし、専門職が必要な場面でだけ介入し、できる限り自宅で暮らしてもらうことが大事だと考えています。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

なるほど、それは良い考え方ですね。人手不足や資金不足の問題も、地域の人が手助けすることで解消されますね。

そのために、老人会や趣味活動などに参加している地域の方々に、認知症の啓発活動やちょっとした知識を伝えることで、認知症の方々が孤立しない社会を目指しています。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

なるほど。地域の活動でボランティアのようにお年寄りをサポートすることで、自分が介護される立場になったときも、遠慮なくサポートを受けられるということですね。

そうです。それが理想ですね。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

わかりました。では、そういった点でも今後、持続的に介護の問題が社会で解決されていくようなシステムを目指しているということですね。

介護というのは、先ほどの話にあったように、本人だけでなく家族の問題でもありますが、地域全体の問題として捉えることもあります。

さて、ふたつ目のテーマは「介護現場で本当にあった怖い話」ということですが、がんちょうさんに20年の経験の中から実際の経験を教えていただいてよろしいでしょうか。

今日は現実の問題として、怖いケースを2つほど紹介したいと思います。

まず、今のびたさんがおっしゃったように最後は家族の問題なんですね。

親の介護というのは、ほとんどの場合、ある日突然やってきます。誰も親の介護が始まるのを予期して待っているわけではないので、ほとんどの方が備えのないままスタートラインに立つというのが現状だと思います。

でも、だからといって、行政の相談窓口や専門職の方がいるから、相談しながら進めていけば大丈夫だろうと思われるかもしれません。しかし、実際はそう簡単にはいかないというのが現実なんです。

なぜそう思うかというと、20年間介護相談の仕事をしてきた経験から感じるのは、行政の介護保険制度の活用を始めた人が、その後困ってご相談に来るというケースも多いんです。

がんちょー
がんちょー

これはなぜ起きるかというと、やはり家族関係が崩壊してしまうことや、準備不足のまま介護が始まることで、いろいろな問題が顕在化するからです。

そのご家庭では、これまで棚上げにされていた家庭内の問題が少なからずあります。

例えば、親子関係が元々破綻している、金銭や土地建物の問題などです。

それぞれが自立している時は棚上げ状態でなんとか済んでいましたが、親が認知症になったり介護が必要になったりすることで、一気にその問題が顕在化し、向き合わざるを得なくなるのです。

がんちょー
がんちょー

家族関係がぎくしゃくしたまま介護生活が始まると、最悪の場合、親への虐待や無理心中といった悲しいニュースが起きることもあります。

ふたつ目としては、正しい備えがないことによる家族の思い込みです。

例えば、「なんとか自分がやらなきゃいけない」と思い込んで仕事を辞めて単身で親の介護にあたるとか、「うちの親は他人に介護を受け入れる人ではない」と思い込むことです。

このようなケースでは、家族が体や精神を病んでしまい、サポートが必要になることも多いです。

がんちょー
がんちょー

実際に、親の認知症を心配して精神科を受診したところ、問題は家族にあると診断され、家族が診察を受けたケースも少なくありません。

どこの家庭でも、兄弟がいるところでは特に、棚上げにされている問題があるものです。

親の介護が始まると、いろいろな問題に直面しなければならないというのはよくわかります。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

最近、がんちょーさんがポストされていた兄弟の設定の話を思い出しました。

妹さんが一生懸命に介護しているのに、お母さんがたまに兄に愚痴を言うと、兄が怒鳴り込んでくるという話です。

親の立場からすると、妹さんに感謝しているのに、家族は自分が聞いた親の声を本音だと思い込んでしまうのです。

家族間の情報共有は非常に重要であり、兄弟間の関係が良好でないと、すぐに崩壊してしまうことがあります。

最悪の場合、兄が帰ってきて妹夫婦から介護を奪うこともあります。

そうなると、介護のいろはがわからない兄が限界に達してしまいます。

家族の間での理解と協力が非常に重要です。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

ありがとうございます!
ちょっと時間があるので、私の背筋が凍った例の怖いお話をお願いします。

子供の声の話はどうですか?

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

はい。よろしくお願いいたします。

皆さん、大丈夫ですか?聞いている方、本当に大丈夫ですか?

しっかり聞いてください。

暑いですが、これは涼しくなる話です。

これは私が初めて経験した19年か18年前の話です。

当時、4人部屋が最も多かったのですが、その4人部屋を改修してリビングにした部屋があったんですよ。

4人部屋のベッドを全部取り除き、壁も取ってリビングにして、お年寄りがそこで食堂として使えるようにしたんです。

でも、元は4人部屋だったのでナースコールがそのまま設置されていたんですね。

ある夜勤の日に、その誰もいるはずのないリビングからナースコールが夜中の2時頃になったんです。

がんちょー
がんちょー

嘘だと思って先輩に「すみません、誰もいるはずのないリビングからナースコールが鳴っているので行ってきます」と言ったら、「やめなさい」と言われました。

その方はとても霊感が強く、その部屋で何度も不思議な体験をしてきたそうです。

「行くととんでもないことになるから」と言われて、私はその部屋に行かずに受信機の受話器を取って、そのリビングの音声を拾ったんです。

そしたら、本当に子供の複数の声が聞こえてきて、だんだんその音声が近づいてくるんです。

つまり、そのリビングにあるマイクに近づいているようでした。

あまりに怖くて受話器を置いて、先輩に「すみません」と言いました。

がんちょー
がんちょー

「だから言ったでしょう」と怒られて、その声は絶対に聞いてはいけないと言われました。

私は受話器を置いて、その後しばらくその部屋には行けなくなりました。

でも、巡回しなければならないので通らざるを得なかったんです。

本当に誰もいないんですよね。

はい、これはですね、詳しく話を聞くと、その部屋がまだ4人部屋だった頃、色々な不思議なことが起きていたそうです。

テレビがつくはずもないのに突然ついたり、おむつ交換していると、誰もいないベランダ(2階にある)からノックの音が聞こえたりしていたそうです。

そういったことがあって、その部屋はリビングに改装されたんですね。

いやあ、本当に焦りましたね。

がんちょー
がんちょー

私が今もそのリビングのある施設で勤務しているんです。

でも、今の職員は誰もその過去を知らないので、私は何も言わずにそっとしています。

私だけがそのことを知っているんです。

いやあ、本当に焦りましたね。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

この子供たちは、そこに昔入所していたおじいちゃんおばあちゃんの孫さんですか?

いや、どうやらそうではないようです。霊感の強い女性の職員さん曰く、ここは霊が集まりやすい場所らしいんです。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

なるほど、入所者とは関係なく、もともとそこにいた子供たちの霊ですね。

そうです。私も医療職や介護職の方々は少なからずこういった経験があると思いますが、おむつ交換をしていると寝ているお年寄りの方が真顔で私の肩あたりを指差して「誰?」と言うことがあります。

誰かいますか?と聞くと「すごく笑っている」と言うんです。

そういうことがあるかもしれませんね。

最近は、いろんな方がそこで最後を迎えることを考えると、お盆の時期に自分が最後に暮らした施設を見に来るのは全然おかしくないかなと思うようになりました。

むしろ「お帰りなさい」と迎えています。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

あー、いろいろそういう経験もされてるわけですね。

そうですね。なんか最後はちょっとハートフルになってほっとしちゃったかもしれないですけど、すいません。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

では、ちょっと話を進めていきますね。

私の話で恐縮なんですけども、今、私、東京住みで、母親が大阪に住んでいます。

3年前に父親を亡くしたので、一人暮らしになったんですよね。

母は82歳で、幸い元気です。友達も多くて、全く変わりがない感じです。

ただ、やっぱり年齢も年齢なので、少し心配ではあります。

それで、毎朝スタンプだけLINEで送っています。

父親が亡くなった翌日から毎朝欠かさず送っています。

それが既読になると安心しますね。

たまに「お盆は帰るの?」みたいなコメントがついて返ってくるんですけど、毎日既読になるか確認しています。

電話はあまりできないんですけど、LINEのスタンプぐらいです。

他の方にも参考になると思うんですが、ご両親が元気なうちにできる準備はありますか?

たくさんあると思います。

のびたさんがおっしゃったように、LINEスタンプはいいですね。

生存確認として十分だと思います。

既読にならない時はありますか?

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

今のところはないですね。

なるほど、それはいいですね。

私も高速道路を使えば2時間ちょいで行ける距離に実家があるので、月一回会いに行っています。

東京と大阪だとそうはいかないですよね。

電話でもいいですよ、とアドバイスしています。

LINEのスタンプはスマホや携帯が使える方には良い方法だと思います。

がんちょー
がんちょー

私は月一回の電話で母の異常に気づいたんです。

70代なんですが、明らかにおかしかったので、会いに行ったら介護状態になっていました。

今、要介護二です。発見が遅れたと感じていますが、継続して電話や会いに行くことで異変に気づきやすいです。

たまに帰るだけだと異変に気づかないこともあります。

少なくとも月一回ぐらい電話をして声を聞くとか、それだけでも全然違うと思います。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

定期的な電話で母親の異変に気づいたそうですけど、具体的にはどういう感じだったんですか?

声に覇気がなく、確認を何回もするんです。

心配性の母でしたが、尋ねる頻度と声のトーンが違いました。

まるで一回目のように聞くので、これは黄色信号だと思いました。

がんちょー
がんちょー

そういった変化にいち早く気づいたことで、介護保険の申請やかかりつけの先生の直近の検査結果の確認など、いろんな追加のオーダーなど、検査がすごくスムーズにいきました。

なので、私の中では最短で介護認定を受けて、最短でしかるべき病院に入院できて、最短で退院ができたと思います。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

今の話を聞いて、やっぱり大切なのは定点観測、つまり定期的に同じ状況で確認することですね。

おっしゃる通りです。状況が逐一変化しているのがわかるということです。とはいえ、お聞きになっている方で、毎月電話するのはハードルが高いと思う方もいるでしょう。

その場合は、例えば、のびたさんのラインスタンプでもいいですし、お盆やお正月など帰省のタイミングに見るべきポイントがいくつかあります。

親の生活リズムや食生活、車の傷や凹み、運転の頻度と距離などを把握することが大切です。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

最近は交通事故も多いですし、ブレーキとアクセルを間違えるケースや高速道路を逆走するケースもありますからね。

うちの父は趣味でジムやプールに通っていましたが、母が大好きだった温泉には全く行かなくなりました。

そういった暮らしの中の変化に気づくことが大切です。

そこで気づいたら速やかに手を打つことが重要です。遠くに住んでいてもコミュニケーションを密にすることで変化に気づきやすくなります。

私は外食を一緒にすることをお勧めしています。

外食をすることでメニューを決める、店員にオーダーする、食べるペースやむせるかどうかなど、家の中では気づかない情報を得ることができます。

外食に行くのは本当におすすめです。また、母の手料理の味が変わったというのもヒントになります。

うちの父にも確認していました。家での料理が面倒で外食が増えたことにも気づきました。

遠くに住んでいる方も、今の話を参考にして、手遅れにならないように準備していただければと思います。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

リスナーの方でせっかくなので質問がある方、いらっしゃいますか?
介護歴20年以上の番長さんに聞けるまたとないチャンスです。

ぜひぜひなんでも聞いてください。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

そろそろ締めに入りますね。

介護の問題はずっと続いていますが、日本はすでに超高齢化社会ですので、誰にでもこのような問題が関わってきます。

がんちょーさんに8月5日の20時から20時半まで公式ラインでミニ講座をしていただく予定です。

私の固定ポストに案内がありますので、ぜひ登録してください。

8月中旬にはサロン内で60分の本格講座も予定しています。

今日のスペースは文字起こししてブログで公開します。ラインのミニ講座とサロンの本格講座はYouTubeにしてアーカイブとしてサロン内で見られるようにしますので、ぜひ明日8月1日から始まる特別招待スタンダードプランにラインから登録してください。

私のサロンの理念は、人生百年時代を軽やかに居心地のいい場所で、お金と健康の心配に無縁な人生を実現する手助けをすることです。介護もこの理念に非常に合っています。

8月1日から6日まで特別招待スタンダードプランの募集が始まります。

ぜひ公式ラインにご登録ください。

まずは公式ラインに登録して、ミニ講座も受講し、特別プランでサロンに入会してください。サロンに入ればアーカイブでいつでも視聴できます。

今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

がんちょー
がんちょー
のびた
のびた

8月5日にまたお会いしましょう。

今日はありがとうございました。

豊かなセカンドライフを実現するサロン『早期退職研究所』に加入をご希望の方は、下記の公式ラインご登録の上、毎月初に募集される「特別招待スタンダードプラン」からご加入ください。

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